下記、現役選手の声や、元アスリートが
現役時代に感じるヨガの必要性や、実際の取り入れ方など
現場の声をご紹介します。

五十音順

芦澤美加(元バレーボール実業団選手)
鹿屋体育大学卒業後、実業団で3年。常に日本一を目指し17年バレーボールを続けてきました。引退後に出会ったのがヨガです。ヨガを続けることで自分と向き合う時間ができ、心身に与えるポジティブな影響を実感しました。ヨガの素晴らしさは、きっとアスリートの糧になります。
私が選手時代培った経験を活かし、肉体面・精神面などヨガを通じて強化し「力を引き出す」「発揮できる」そんな手助けをしていきます。
51260235_627762414318655_2857116196392665088_n芦澤
鹿屋体育大学女子バレーボール部のヨガ指導を年に1度1週間くらい行います。朝練のウォーミングアップと練習後のリカバリーにヨガを入れました。
初日は測定を行います。「前屈」「最高到達点」の2つです。体の変化を数値で見てわかる為に取り入れました。1週間みっちりヨガを行った結果、最終日の測定では前屈はMAX17㎝アップ、最高到達点はMAX4㎝アップでした。平均的に柔軟性もジャンプ力も1週間のヨガを行ったことで上がりました。もちろん数値が全てではありませんが、ヨガを続けるモチベーションになってもらえたらと思います。
大学バレーボール全日本インカレは、6日間の死闘に勝ち抜いたチームが日本一を獲得します。チームワーク、技術など必要なのは当たり前ですが、ベストパフォーマンスを発揮するには「回復力」も重要になってきます。ヨガを通じて緩み方、リラックス方法を探っていきます。実際に「ヨガの後は身体が軽くなった」「便通がよくなった」「ぐっすり眠れた」などの感想をもらいました。
日本一を目指す学生でも、まだまだ自分の体を大事にすることに対して意識が低く感じます。「自分の心身は自分でコントロールする。」そんな意識をヨガを通じ高めてもらいたいです。

浦上理恵(元テニスプレイヤー)
千代田キッズテニスアカデミー副代表 ・TOKYOキッズスポーツ協会 理事 同志社大学スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科にて「トップアスリートの運動資質」に関する測定評価について研究を行う。 同志社大学スポーツ健康科学研究科に進学後、スポーツ運動学を専攻し「どうすれば運動がうまくなるか」をテーマに指導研究を行う。 一般企業を経て、院生時代の研究テーマを実践すべく7歳から始めたテニスやヨガなどのスポーツ指導にあたる。
浦上理恵プロフィール浦上理恵
ジュニアテニスプレーヤーの柔軟、バランス感覚向上、さらに「ポーズと呼吸を通して自分を知る」ことを目的として、ウォーミングアップやクールダウンの際に簡単なポーズを2、3こ取り入れています。 まずは「誰がバランスポーズを一番長く続けることができるか」という対戦形式から始まり、「どうすれば誰よりも長く続けることができるのか」と、ゲーム感覚でヨガに触れながら徐々に意識を外から内に向けるように指導しています。 テニスプレーヤーはメンタルがゲームの勝敗に大きく影響することから「どんな状況でも内なる自分に向き合う」をゴールとして指導を行っています。

奥本怜子(元ソフトボール選手)
元ソフトボール選手。東京女子体育大学卒業。
引退後、ヨガを体験し、ソフトボールをしていた現役の頃に悩んでいた月経痛が軽減された。また、柔軟性やバランス力、大事な場面でのメンタルの強化にも繋がると感じた。
このようなことから、スポーツ選手の心身ケアに用いることはできないだろうかと思い、17年間行ってきたソフトボールの経験を活かし、アスリートにヨガの指導を行っている。
2018年の福井国体では多競技の選手に指導を行った。
奥本怜子指導風景奥本怜子
高校男子ソフトボールチーム 室内のトレーニングの前のウォーミングアップや練習後のクーリングダウンに取り入れています。 怪我をしないための体の柔軟性や、どんな体制になっても立て直せるバランス力・体幹を中心とした内容で行っています。
福井を代表する多競技の選手 (陸上・サッカー・ライフル射撃・ソフトボール・空手など) 福井国体をきっかけに多競技の選手が集まり、心身のコンディショニングを整えるために始めました。少しでも体を使いやすく、強い中でもしなやかに動かせるような内容で行っています。また、瞑想をしながら、選手は試合前などの精神統一など自分と向き合う時間をつくっています。

勝見志津(元テニス国体選手)
8歳でテニスを始める。専修大学卒業後テニスプレイヤーとして活動し、2006年兵庫国体優勝を最後に現役を引退。現在は主にジュニア選手のコーチングを行う。 現在引退後、身体を動かす目的でヨガを始めるが、身体のみでなく思考が健康になっていく自分に気づく。 ストレスフルな生活を送るアスリートが、選手自身の100%を出せるよう、ヨガを取り入れることでフィジカル、メンタル、マインド面でサポートし競技力向上につなげることを目指し活動。
勝見51745082_373428936784316_2926811270654984192_n
私は、自分自身の心身を整えるために、ヨガのプラクティスを行います。遠征先でも時間を見つけてわずかな時間でもプラクティスするよう心がけています。 現在、競技としてのテニス選手を目指すジュニアたちのコーチングをしています。指導者の放つ雰囲気はとても重要で、練習、選手とのコミュニケーション、部内の雰囲気等などに大きな影響を与えます。 指導者としてジュニアと接する自分自身がヨガのプラクティスを行うことで、身体、こころ、頭が整い、精神的に安定し思考も柔軟になってきています。 この内面の変化が生徒たちにも伝わり、コミュニケーションが円滑になり、ベターなコーチングができるようになっています。 私が外部コーチを務める高校のテニス部では、気分良く1日がスタートできるように、朝食前のヨガプラクティスを取り入れております。 高校の寮は恵まれた自然環境の中にあり、気候が良い時は空気の綺麗な外で、条件が揃わない時はトレーニングルームにてプラクティスを実施します。 プラクティスの内容は太陽礼拝と3〜4のアーサナを30分位、週に3〜4日行っています。 ヨガのプラクティスのリードは、私が行う時もありますし、生徒たちがリード当番をきめて順番に行っています。

上村真央(「Molokai2Oahu」proneパドルボードstock部門日本人初代優勝)
新潟県雪国育ち、沖縄県在住。大学ライフセービング部にてパドルスポーツと出逢い、変化する海や風と向き合うスポーツに魅力を感じ世界を目指す。学生時代にヨガと出逢い、力を抜くこと、エネルギー、呼吸、弱さ強さも受け入れ愛し信じ今を生きること、自分自身と地球が繋がることを学ぶ。怪我病気のたびにヨガの時間が癒し強さを与えアスリートとして成長していくのを体感。2018年世界最高峰海峡レースにて日本人初優勝を果たす。 競技成績: ライフセービング全国大会優勝4回/ ISAパドルボード世界大会日本代表/ 世界最高峰外洋海峡横断レース53キロ「Molokai2Oahu」 proneパドルボードstock部門優勝 日本人初。
上村真央上村真央
ヨガの時間も海でトレーニングしている時間も、思考はほぼ同じ状態です。
取り入れ方 朝、瞑想と30分ほど太陽礼拝を含むアーサナ。股関節の動きと背骨の動きに意識をおいて、エネルギーの方向や筋肉を観察し、呼吸とアーサナを繰り返し行い体内フローをつくります。その後パーソナルコアメニューを行い、海と風の予報と潮の動きに合わせて海にはいります。トレーニング後も時間があれば30分ヨガをし自分を内の変化を観察します。どこをどんな風に使い疲れやすいのか、張ってる筋肉を緩めることに意識をおいています。 どのように活かされているか。 身体:エネルギーの方向や目で見えない体内の気づきがヨガで深まる。練習の質があがりパドル力向上に繋がりました。力を抜き方を覚え力みが減り疲労が軽くなる。心にも余裕が生まれ、必要な力を必要な時にだせるようになりパフォーマンス向上に。 メンタル:荒れた海を目の前に、恐怖や孤独感、焦りがでることがあります。その際に呼吸を意識し思考を身体の内に戻し、そこから海や風と繋がる心のコントロールをしています。 またレース前など不安になる時は、ヨガをしている時と同様に俯瞰して自分を観察しマイナス感情を受け入れ、自分を知り今に思考を戻しています。そのことにより自分にとって大切なマインドだけにとなり、レース時に結果がでるようになりました。

吉川英里(フィギュアスケート)
元ディズニーオンアイスプリンシパルスケーター
現フィギュアスケートインストラクター
アマチュア選手引退後、プロのアイスショースケーターとして13年滑ってまいりました。うち10年はアメリカのディズニーオンアイスと言うアイスショーカンパニーで滑り最終目標であったプリンシパル契約をいただきました。
ヨガは、いくつもの怪我や手術をしてきた体をリカバリーしなければと思い始めたのがキッカケで、インストラクターになって数年経った後、アスリートヨガに出会いました。
吉川英里o69eb9dcaff6754db48e7c57f8693cd7d_37446237_190214_0005
ウォーミングアップ、クールダウン、トレーニングの一環として、バランスポーズ等で体感や体の使い方を伝えています。
フィギュアスケートのあらゆる技やポーズに関して、ヨガのアーサナを例えに伝えられる部分が多々あります。
その他疲れている時のリラックスとして活用しています。

小嶋雄太(元競輪選手)
柔軟な身体を求めトレーニングにヨガを取り入れる。
しかしヨガは身体以上に心に安定をもたらすものと知り、ヨガの魅力にはまる。
引退後はヨガ、運動生理学を学び、ヨガインストラクター及びコンディショニングトレーナーとしても活動。ヨガレッスンはなぜ肩こりに効くのか、なぜ腰痛に効くのかをトレーナーの側面からも伝え初心者から熟練者までわかりやすいと人気。
小嶋雄太51630141_2365171893759025_6847825835890573312_n
ヨガの本質である『自分と向き合う』ことをモットーにしています。
各スポーツアスリートは相手に勝とうと日々切磋琢磨していますが、ヨガレッスン中は他人と競わず、自身の身体の声、心の声に意識を向け、自分自身を大切にしてもらっています。 同じ競技をしていても持って生まれた骨格は違いますので一人一人を尊重し無理のないレッスンを心がけます。 レッスン内容は筋肉のストレッチというよりも肩甲骨や股関節の可動域アップ、使えるインナーマッスルの目覚めを主にレッスンをしていきます。 精神的には各競技や練習で活動気味な心を、呼吸法とポーズで副交感神経を優位にスローダウンさせていきます。

田中クララ(元 自転車SY−Nak/SPECIALIZED契約選手)
マウンテンバイク競技(クロスカントリー、セルフディスカバリーアドベンチャーレース)、ロードバイク(ヒルクライム)選手として引退後、昨年よりセルフディスカバリークロスマウンテンバイク、トレイルランレース等に復帰、レース参戦中。
都内の大学の体育学研究室勤務、東京都の小児医療センターでの体育講師を経て、現在は、大学でのヨガ講師、ヨガコーチ、野外教育外部講師、都内や埼玉県の小学生のスポーツ教室、自然体験教室での講師、都内幼稚園で運動指導やサッカー指導、、スポーツ選手へのヨガ(マウンテンバイク競技、ロードバイク競技、トレイルラン、トライアスロンなど)、POWER SPORTS OSJ湘南クラブハウスインストラクター、都内で、ヨガワークショップ、パーソナルヨガ、イベントでのヨガ、中高年健康作り教室など活動中。
image1image1
⑴スポーツ種目による筋肉の偏りをなくしバランスを整え筋肉強化ができる
⑵コアを鍛える
⑶緊張状態からくるストレスの軽減、緊張していてもリラックスしているけど集中している状態に持っていくことを可能にする、どのような状況でも自分を俯瞰してみることができるようになる
⑷トレーニングなどの筋肉疲労の回復
⑸怪我予防
など目的に取り入れています。
 ヨガはアスリートにとって股関節の可動域の広さは、スポーツのパフォーマンス向上や怪我の減少につながります。例えば、股関節が柔軟であれば、下背部やハムストリングの緊張が緩和され、ランナーにとって脚の振りだし幅をより前に出せるように(ストライド)なり、スピードアップが期待できます。そしてハムストリングが柔軟になることでフォームの改善も可能になってきます。
 また、呼吸のコントロールがうまくできるようになるとレースに向けて、レース中、レース後のメンタル面での強化も可能になります。
 それぞれの競技のトレーニングの質やパフォーマンスの底上げとして、位置づけて取り入れています。

戸崎ちひろ(元スノーボードアルペン種目競技者)
元スノーボードアルペン種目競技者。怪我により引退したのち、同種目の日本代表として活躍していた夫をサポートするために、アスリートを支える様々なケアを独自に学ぶ。現在は競技を引退した夫とともにスノーボード年間コーチングシステム「Tozaki Snow Project」を立ち上げ。季節を問わずにスノーボードトレーニングに取り組める環境を確立し、これまでの経験を生かしてヨガ・メンタルの指導を担当。
また、世界で活躍したいと夢見る若手選手たちに、競技の本場であるヨーロッパをはじめ国際大会出場をアテンドする「NPO法人グローバルチャレンジプロジェクト」を設立。最低限の経費で選手の負担を抑え、海外挑戦へのハードルを下げチャンスを拡大させる切っ掛けを作り、世界で活躍するトップアスリート育成にも積極的に取り組んでいる。
毎月開催される定期トレーニング時にはレバレッジトレーニングとしてアスリートヨガを取り入れ、五輪メダリストからアマチュア、ジュニア選手に至るまで多くの選手に対してアスリートならではの体の硬さを大切に、選手に無理のない指導・研究を行っているほか、アスリートに限らず多様なニーズを持つ生徒に合わせたパーソナル指導を実施。
戸崎ちひろIMG_0398

スノーボード選手とヨガのつながりは、主にメンタルコントロールとウォーミングアップ、クールダウンの効果アップにつなげる要素が強いです。
ウォーミングアップは太陽礼拝をはじめ、ダイナミックストレッチのように大きな筋肉を動かす動きで体をあたため、冬の屋外での活動においても体のパフォーマンスを落とさないこと、そして、呼吸にフォーカスし緊張やまわりにまどわされることなく自分に意識を向け、心を落ち着かせることでいつもベストなパフォーマンスを行えるようにヨガを取り入れています。
主に雪上に上がる前の段階、室内でヨガを行いますが、ポーズによってはブーツやウエアを身につけた状態でもできるものもあるので、必要に応じて雪上で行う場合もあります。お天気が良い日は外で行うのもとても気持ちが良いです。
クールダウン時にはヨガの動きによりトレーニングや大会での疲れを少しでも早く体から解放することを目的とするのはもちろんのこと、ヨガをしながら自分の内面と向き合うことで、1日の振り返りと次へつなげるための心のコンディションの安定にも、ヨガはとても有効的であるとの反響も多いです。1つ1つのポーズをゆっくりと丁寧に行いながら、呼吸を整え心を休ませ、睡眠の質を向上させることにも繋げます。
「ウォーミングアップ」や「ストレッチ」そのものを取り入れる選手は多いですが、そこへヨガの要素を追加することで、心の安定や、集中力・リラックスの両面の強化につなげられるので、アスリートたちにこそ、パフォーマンスの向上のために、ヨガはぜひ取り入れて欲しい要素のひとつと考えています。

こちらは有料会員限定記事です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。